東へ西へ。シルクロードを巡り、
東京タパス を創造する食の冒険。

「Dōngxī」のメニューを考案するにあたり、シェフの境哲也はシルクロードを巡り、食の源流を探る冒険の旅に出かけました。砂漠に囲まれたイスラエルやイラン、南コーカサスと西アジアにまたがる東西文化の交差点であるトルコ。ユーラシア大陸の真ん中に位置し、高原地帯が広がる中央アジア。そして、タイやベトナムといった熱帯気候の東南アジアの国々etc.……。旅先で彼を待ち受けていたのは、まさしく食のダイバーシティ。その深遠なる食の原風景は、地球の風土と人間によって磨きあげられながら、大切に守り伝えられてきたアジアの歴史と文化そのものでした。“東と西のあいだ”にある各国・地域のルーツを大切にしながら、国産食材、ハーブやスパイスに発酵調味料、そして時に域外の調理法を掛け合わせながら、季節感と驚きに満ちた料理を発明していく。言うなれば、温故知新。旅から伝統に革新を織り込むアイデアを着想し、そこに境の洗練されたフレンチの手法や感性が照射されることで「Dōngxī」の料理の基本スタイルが生まれました。しかし、旅はまだ始まったばかり。アジアに息づく食文化を再発見し、その歴史を紐解きながら、“TOKYO TAPAS(東京タパス)”を創造する「Dōngxī」の食を巡る冒険は、これからも続いていきます。